エンジンのこと

ガソリンのレギュラーとハイオクの違いとは?入れ間違いってエンジンに良くないの?

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ハイオクを給油中

こんにちは、スバルショップ香取です。

ガソリンスタンドに行くとハイオク150円/l、レギュラー140円/l、軽油110円/l(価格はイメージです)って表示されていますよね。

ハイオクの方が大体10円くらい価格が高いけど性能が良いガソリンなのかな、何の車に使うんだろうと気になっている人も多いかと思います。

今回はハイオクとレギュラーの違いや、どんな車に使うのか、入れ間違えたらどうなるのか、などを紹介していきます。

いまさら聞けないハイオクってどんなガソリン?

ハイオクを給油中

ハイオクとは、オクタン価の高い(high:ハイ)ガソリンのことを指しています。

オクタン価とはエンジン内でのガソリンの自己着火のしにくさ、ノッキングのしにくさを表した数値です。

日本の自動車用ガソリンのオクタン価は、JIS K 2202 自動車ガソリンという規格で制定されています。

最新の改正(2012年では1号ガソリン(ハイオク)がオクタン価96.0以上、2号ガソリン(レギュラー)がオクタン価89.0以上と定められています。

ノッキングとは、エンジン内で意図しないタイミングで爆発燃焼する異常燃焼のことです。

燃焼室内で振動が起きカリカリ、カンカンと言った金属音(ノッキング音)を発しエンジンにダメージを与えます。最悪の場合は、ピストンなどが溶けて壊れてしまうこともあります。

燃焼室内に堆積したデポジット(エンジンやオイルの燃えカス:カーボン)やスラッジ(金属摩耗によって出る粉)が火種となったり、燃焼室自体の高温化なども原因になります。

高出力・高排気量車のスポーツカーや高級車、外国製自動車などではエンジンと空気の混合比率が高く、オクタン価の低いガソリンではノッキングしやすいためハイオクが良く用いられます。

レギュラーガソリン車にハイオクを入れた場合

レギュラーガソリン車 運転中

レギュラーガソリン車にハイオクを入れると性能が上がる、と言われていますが実際のところはどうなのでしょうか?

高出力の期待できるハイオクだとスピードが出たりパワーが出たりしそうですが、多少の性能アップと燃費向上があるかもしれませんが、そこまで劇的な変化は見込めないようです。

価格差もありコスト面でお勧めはできません。

通常、レギュラーガソリンのオクタン価に合わせてエンジンの燃焼が設定されていますので、燃焼しにくいハイオクを入れると性能を十分に活かしきれません。

ハイオクには耐ノック性を高めるためにエンジンの洗浄剤も添加されていますので汚れが溜まりにくいというメリットもありますが使い続けないと効果が出にくいため、やはりコスト面でのデメリットが勝りそうです。

ハイオク車にレギュラーガソリンを入れた場合

車 レギュラーガソリン 給油

レギュラーガソリンにハイオク入れても大丈夫だから、ハイオク車にレギュラーガソリン入れてもまぁ大丈夫だろうと思いそうですが、ダメです。

先ほども書きましたが、高出力が必要となる車種に合わせてハイオクタン価のガソリンを使うことが前提でエンジンの設計がされています。

燃焼のタイミング機械制御するノッキングセンサーが付いていることが多いですが、スラッジやデポジットが溜まりやすくなりエンジンに高負荷がかかりエンジンの劣化が早くなります。

すぐには故障しませんが継続使用は危険ですのでやめましょう。

オクタン価の高いヨーロッパ車

外国製の車はレギュラーガソリンと言われることがありますが、これはガソリンの規格の違いが理由です。

特にヨーロッパではレギュラーガソリンが日本のハイオク並みにオクタン価が高い(レギュラー:95.0以上)のです。

さらに、オクタン価96.0以上のプレミアム、オクタン価98.0以上のスーパープレミアムという規格もあります。

なので、ヨーロッパ製の車はレギュラーだよ、と言われてもオクタン価を見てみたら日本ではハイオクだったということがあるようです。

欧州から並行輸入や中古車で外車を手にした方はガソリンの規格を確認しておきましょう。

ガソリンのよくある間違い 軽油→軽自動車用

車の故障に驚く女性

ハイオクからは外れますので余談的な話ですが、よくある間違いで軽自動車に軽油を入れちゃった、というものです。

軽油の「軽」は軽自動車の「軽」と思って入れてしまったり、軽自動車は税金も安いし燃料も安いだろうと一番低価格な軽油を入れてしまう事例が結構あるようです。

軽油はガソリンよりも沸点が高く燃焼効率が良い燃料で、パワーが必要な動力系に用いられます。

そのため、車体が重かったり沢山荷物を積んだりするバス、トラック、大型車両には軽油を用いるディーゼルエンジンが採用されています。

大型車でもしっかり加速をしたり、坂道発進がスムーズにできるように軽油のような高出力な燃料が必要になります。

なので、軽自動車に沸点が高い軽油入れると不完全燃焼や異常燃焼を起こしやすくなります。

エンジン内にススが溜まり点火プラグなどを覆い斑着火を起こしひどくなるとエンジンが停止してしまいます。

もし間違って入れてしまった場合の対処法

車のことを考える女性

軽油はガソリンよりも比重が重いためタンクの下の方に溜まります。そのため自力では抜き取ることが難しく、JAFや自動車保険などのロードサービスにお願いするようになります。

ある程度走ってしまってから気が付いた場合は、速やかに安全な場所に車を止めてエンジンを切りロードサービスにお願いしてレッカー移動してもらいましょう。

その後は、エンジンの汚れなどが軽度だったときは、タンク内の洗浄をしてもらいガソリンに入れ替えて処置は終了です。費用は数万円程度が相場です。

長期間そのまま運転してしまい、エンジン内がススまみれプラグも故障、オーバーホールが必要になった場合は数十万円の費用がかかりますので、廃車することを選ばなければいけなくなることもあります。注意しましょう。

レギュラーとハイオクの違いのまとめ

セルフガソリンスタンドのノズル 色の違い

イオクはレギュラーガソリンに比べてオクタン価が高い燃焼のしにくいガソリンです。

また、高級車などのパフォーマンスを保つために、エンジン内の洗浄剤やノッキング耐性を高めるためにバイオエタノール(ETBE)を添加しています。

レギュラーガソリン専用車にもハイオクを入れても劇的な性能向上は認められませんが、洗浄剤による効果や高出力による乗り心地の向上は多少あるようです。

しかし、ハイオク車、レギュラーガソリン車もエンジンは燃料の規格を正しく使うことで高パフォーマンスが得られるように設計されているので、ガソリンはその車種にあったものを使いましょう。

消防法でセルフガソリンスタンドのノズルの色は入れ間違えがないように決まっているので、間違えないようにしっかり覚えておきましょうね。

ハイオクは黄色、レギュラーガソリンは赤色、軽油は緑色、ですよ。

 

このブログ記事が楽しいカーライフの一助になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます。

エンジンのことでお困りのことがありましたら気軽にお問い合わせくださいね^^

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